Baseball Concrete Blog

主にプロ野球について、セイバーメトリクス的な考えを交えながら好きなことを書いています。

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更新とお知らせ

サイトに「打者のタイプ分析」という軽いコラムを追加した、ということはさておき・・・

コラムも増えてきたしカテゴリー別に整理したいなぁとか考えているうちに前々から気になっていたファイルのディレクトリ整理もやってしまい(これは内容には影響なし)
トップページ以外はあらかたURLが変わってしまいました。
一応、変更・削除は予告なく行うかもしれないと断っている上にそもそもトップ以外のどっかのページにリンクして下さっている人の数も少ないと思われるので、申し訳ないながらも仕方ないという感じですが
一番各ページにリンク貼ってるのがこのブログで自分だっていうね。
面倒だけどやっぱり少しずつ修正したほうがいいかなぁ。

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国際化

ボールの規格統一だとか、ボールカウントのコール順の米国への準拠だとか
国際化を意識した変革が行われているようですねぇ。

ならば是非実技のほうだけじゃなくて外側からの解析も、と思います。
機構なんかがもっとデータを出してくれれば米国で行われているような解析をトランスレートして広めることに(頑張ってもほんの微力にしかならないでしょうが)協力するつもりはあるんですがw


そうそう、FIPの式の組成を確認してこの前アップしたDIPSの記事に加筆しておいたのでご興味のある方は確認してみて下さい。あの式って重回帰かなんかなのかと思ってたんですが違うみたいですね。



歴代捕手の盗塁阻止を得点化

城島のNPB復帰にあたって、考えてみればNPB時代の城島の守備指標ってどのレベルなんだろうなぁと気になって
私は古い記録を持っていなくて2005年からしか算出していないので道作さんの掲示板で質問してみたところ「優秀ですよ」とのお答えをいただきました。
今年からの活躍が楽しみです。

それで、歴代の捕手のことをぼんやり考えているときに
そういえば「野球記録あら?カルト」で久保さんが年度別個人盗塁阻止率を掲載して下さっているなぁということを思い出して
これがあれば(直近2年間の数字は出ていませんがそれは持っていますので)簡単にでよければ盗塁阻止に関してはRelative指標として自分でも歴代捕手をランク付けできるんじゃないかと考えました。



結論というか計算式から入ると

(盗塁阻止率-リーグ平均盗塁阻止率)×被盗塁企図数×0.63

今回の算出はこれです。
これで何が計れるかというと「同じ被盗塁企図数でリーグ平均の捕手が刺す数に比べて多く盗塁を阻止した分の得点価値」がわかります。
具体的には、仮に平均の阻止率が.330、ある捕手の阻止率が.430だとします。その捕手は10回盗塁を企図されるごとに平均に比べてひとつ多く盗塁を刺すので、この分に「盗塁を許す場合に比べて刺すことにより防ぐチームの失点数(統計的な研究から、0.63)」を与えます。
それで50回盗塁を企図されていたとすれば10回分の5倍ですから0.63×5で3.15というスコアになります。
要は「盗塁阻止能力でリーグ平均に比べて防いだ失点」です。
年度ごとにいちいちリーグ平均と比較して計算します。これは全ての選手を傑出度という同じ土俵に上げて比較するためで、RCAAなどと同じことです。
サイトで行っている捕手守備評価に比べて捕逸や失策が評価されませんし盗塁の企図自体を減らす努力などは反映されない欠点もありますが記録を眺める際に遊び感覚で算出する分には悪くないのではないかと思います。


通算で阻止した点数の歴代トップ5はこんな感じ。

古田 敦也 75.4
谷繁 元信 49.7
大矢 明彦 42.5
梨田 昌孝 38.9
城島 健司 36.9

想像に難くないことですが古田の圧倒的スコア。現役生活を通じて、盗塁を刺すことで平均に比べて75.4点も貢献してきたということです。
それでも1シーズンあたりにすると5点くらいで、得点数という意味では捕手の肩が莫大な影響を持つってことは意外とないんですが。
ただし単年の歴代ベストスコアは2000年古田の13.2。これを昨シーズンのRCAA換算で考えれば、平均的な打者を山崎武司に置き換えるぐらいの威力があったことを意味します。

現役の谷繁が2位ですが年齢を考えるとこの数字で古田を追い越すのは難しいか。
大矢・梨田の名捕手二人を挟んで、城島が下につけています。
ちなみにこの手の数字は積み上げ的な性格と率的な性格と両方あって、高い数字を出すにはある程度長くやる必要があるのですが未熟なうちに多く試合に出されたり能力が落ちてからもしぶとく現役をやっていたりすると数字が下がるという側面があります。
「全盛期10年の数字」とか出すのも面白いですよね。


その他気になった選手。

達川 光男 24.6
若菜 嘉晴 18.7
西山 秀二 14.5
田淵 幸一 12.0
伊東 勤  10.1

達川光男がこんなに良いとは知らなかった。西山秀二も、どうも晩年のイメージがあったので……
伊東勤は飛び抜けて高い阻止率のシーズンというのは特にないわけですが全盛期に「9年連続盗塁阻止率リーグ平均以上」をやるなど安定した仕事ぶり。

現役どころでは

矢野 輝弘 14.4
細川 亨  13.8
里崎 智也 13.3
阿部 慎之助 10.9
日高 剛   9.5

このあたりが実績を残しています。
谷繁なんかの長寿っぷりを考えると、細川・里崎あたりはもしかすると将来トップ5入りを狙えるかもしれません。
矢野は古田と盗塁を企図された数では同じくらいで、矢野だって優秀な捕手であることを考えると、それに対して60点も差をつけてしまった古田の異常さがよくわかると思います。


というわけで、お遊び感覚のスタッツでした。しかし自分が往年の選手を扱うのは珍しくて違和感あるなぁ。

サンプル数を増やして外野手の守備指標を見る

この前内野手をやってやりっ放しになっていたなぁと思い出したので。
サイトで算出している守備指標を守備位置・選手ごとに集計して、貢献度と多少運による揺らぎを排除した守備力を見ようという試みです。

なお、いまさら改めて言うことではないですがレンジファクターなどの守備指標は「スカウティング(主観)では正しく失点を防ぐ能力を評価できないのではないか」
というところから出発していますので、守備指標の数字が主観的な評価と食い違うことを理由に「守備指標は使えない」とする見方はナンセンスです。それを言うにはまず主観的な評価の側が正しいということの論証が必要です。
もちろん主観的な評価に合うからといって「守備指標は使える」とするのも、守備指標を主観に合うように構築しようとするのもそれこそ無意味です(主観的な評価でいいわけですから)。
個人的にはスカウティングも指標もそれぞれにある程度守備を正しく評価できると思っていますので両者が「ある程度相関する」ことを確認するのが大切ではないかなと思います。
UZRなど優れた守備指標が発達しているMLBにおいてもデータとスカウティングの併用がベストだろうと言われているように一元論的にどちらかを切り捨てるべきではないでしょう。

というわけで左翼手から。内野手のときは3000イニング以上を目安に選手を集めたのですが外野手はそれだと対象に入る選手が少なくなりすぎてつまらないので2000イニング以上で。

守備名前イニング刺殺得点 補殺得点守備得点守備得点/140
LF和田 一浩5415 17.1 11.3 28.4 6.6
LF前田 智徳3095 -14.9 3.2 -11.7 -4.8
LF谷 佳知2115 -20.0 -3.8 -23.8 -14.2
LF金本 知憲6479 -74.1 -2.6 -76.6 -14.9
LFラミレス5633 -81.9 -8.1 -90.1 -20.2

イニング・刺殺得点・補殺得点・守備得点は2005年から2009年まで5年間の合計で、「守備得点/140」は140試合あたりの守備得点です。
レフトでよく出てる選手っていうのは打撃重視で起用されていることがわかります。和田はその中では守備が良い部類。
ラミレスの-20.2っていうのは結構キツイ数字ですね。金本も、うーん。サンプル数からしてこの二人は少なくとも平均より守備の劣る左翼手であることは間違いないと思われます。
谷は左翼手の中でも言うほど悪いのだろうかというのは若干不思議ですが。

守備名前イニング刺殺得点 補殺得点守備得点守備得点/140
CF森本 稀哲3005 32.5 5.1 37.7 15.8
CF赤星 憲広5444 37.4 5.4 42.8 9.9
CF坂口 智隆2602 7.2 6.7 13.9 6.7
CF青木 宣親5989 23.9 1.4 25.3 5.3
CF鉄平3605 1.6 2.2 3.8 1.3
CF金城 龍彦3167 -14.7 1.3 -13.4 -5.3
CF多村 仁志2179 -4.7 -5.9 -10.5 -6.1
CF赤田 将吾2607 -17.5 1.4 -16.1 -7.8
CF早川 大輔2308 -14.0 -4.1 -18.2 -9.9
CF大村 直之2900 -31.6 -3.7 -35.2 -15.3
CFアレックス2034 -30.4 2.3 -28.1 -17.4

中堅手。森本が立派なのと、最近は数字が落ち込んでいた赤星はそれでもリーグで1番。大村は中堅手としてはちょっと微妙か。
ちなみにセとパをごっちゃに扱ってるのはわざわざ分ける意味もないだろうと思っただけで利得の算出はあくまでリーグ内でのものです。つまりこの数字からは森本(パリーグで+15.8)と赤星(セリーグで+9.9)のどちらが優れた守備者かの比較はできません。

守備名前イニング刺殺得点 補殺得点守備得点守備得点/140
RFサブロー2595 48.8 1.5 50.3 24.4
RF稲葉 篤紀4965 76.7 2.4 79.2 20.1
RF福留 孝介2719 23.7 5.9 29.6 13.7
RF金城 龍彦2297 12.7 3.1 15.8 8.7
RF高橋 由伸2344 11.7 0.9 12.7 6.8
RF柴原 洋3087 7.1 1.7 8.8 3.6
RFガイエル2693 0.7 5.8 6.6 3.1
RF吉村 裕基2720 -8.3 0.6 -7.7 -3.6
RF嶋 重宣2927 -16.7 0.8 -15.9 -6.8
RFG.G.佐藤3222 -44.7 3.7 -41.1 -16.1
RF礒部 公一3024 -42.9 -4.9 -47.8 -19.9

サブローが良い数字。あとは、以前もどこかで触れた気がしますが安定して素晴らしいのは稲葉です。利得の合計79.2というのはここでの集計のうちナンバーワン。
金城のように中堅手のすごいやつらを相手にすると分が悪いが右翼手としてはまずまず、というケースもあります。
まぁ真ん中らへんはさほどサンプル数もなかったりで特に差を断定はできないかなぁという感じ。
磯部は怪我などあったとはいえそこまで守備悪いイメージもないんですが、今回集計の対象になっている楽天の創立直後というのは特殊なケースですので差っ引いて考える必要があるかもしれません。
(細かい説明し出すと長くなっちゃうんですが、楽天の選手の守備指標は個人の能力に対して低めに出ている可能性があるのとその反動として日ハムあたりの選手の利得は大きく出ている可能性があると思っています)



DIPSについて改めて

なんか最近ハイペースで書いている気がする。年末年始の休みがあったからか。

DIPS再考

「今更かよ」というか「再考ってか、要するにアメリカから10年遅れてるだけなんじゃねぇか?」という感丸出しですが
意外とDIPSに関して向こうの研究をちゃんと読んだり確認することを怠けていたなぁ、と思ったので。
他にも色々日本で研究してくれる人が出てくればいいなぁと思います。もしDIPSを否定できれば後世に名前が残りますしね。
DIPSとFIPの認識については正しいところをご存知の方がいたらご指摘いただけると嬉しいです。


巨人・阿部、激励会でメジャー断念を明かす

巨人・阿部、激励会でメジャー断念を明かす(サンスポ)

 阿部は野球教室後、浦安市内のホテルで開かれた後援会主催の激励会に出席。約300人を前に「メジャー(挑戦)は断念しました。ずっとメジャーでやりたいと思っていたけれど、あの松井(秀喜)さんですら日本(巨人時代)のような成績を残せない。それに捕手は語学が堪能でないと難しい」と、夢を断念したことを明かした。



ここで言われているのは松井のことですけど、捕手である阿部にとって大きいのは城島の事例のほうでしょうねぇ。
城島のやってきたことが客観的に見て良かったのか悪かったのかということとは無関係で、結果として向こうの投手に評判が良くなかったってことは間違いないようで、そうなっちゃったっていう事実が重い。
MLBの側からすれば、もうわざわざ日本から捕手を引き抜いてくるメリットは感じないんじゃないでしょうか。


城島と阿部が同じリーグに揃うっていうのは単純に楽しみですね。個人的には実力は城島のほうが一回り上だと思っていますが、最終的に打撃指標・守備指標はどうなるか。

簡単な走塁の指標を作る

簡単な走塁の指標を作る

なんだかいつにもまして言っていることの内容は簡単なのに文章が冗長で読みにくくなった気がする。前回のRun-Winコンバートのやつは書いている時も頭がすっきりしていたのに。
なんかおかしいなぁと思いつつ時間おいて読み返したりチェックしていたりしたら一日経ってしまって、こういうときは時間かけてもよくならないので適当なところでアップ。


2010年

あけましておめでとうございます。

新年だからやりたいこととか考えてみるわけじゃないですが
前から構造主義的な考えを絡めて「今の記録の分類方法だって必然じゃなくて恣意だろう」みたいなことを書きたいとぼんやり思っているのですが、上手くまとまらない上に本質は道作さんが既に「名指せない名前」というコラムで書いておられることでもあり、やっぱり今年も末端のというか表面上のというか「こういう計算したらこういう目安になるんじゃない?」という話をして終わりそうな気がしています。それが悪いと思うわけでもないですけどね。
まぁ地道に少しずつアプローチしていくとしましょう。

とにかくまだ飽きずにセイバーメトリクスやりそうな感じなので、今年もよろしくお願いします。


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管理者:クロスケ

野球全般好きで、プロ野球をよく見ますが特定の球団のファンではありません。
セイバーメトリクス(野球の統計的分析)の話題が多く、馴染みのない方にはわかりにくい内容があるかもしれませんがサイトに体系的にまとめています。

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