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チーム力

巻き返しへ 野村監督“個人主義”奨励
 後半戦巻き返しに広島・野村監督は個人主義を奨励した。借金16の5位に沈んだ前半を振り返りながら、個人成績の重要性を説いた。

 「残り試合でどれだけ巻き返せるか、個人の成績はイコール、チームの成績につながる」。ここまで打率はリーグ最低の・253ながら、得点は同3位の341点と、少ないチャンスを得点に結びつける「野村野球」が浸透してきた。チーム力が上がった証明だが、後は局面での個人の能力の向上に期待を寄せた。

[ 2010年07月26日 01:27](スポニチアネックス)



安打を打つのを個人の問題として、それを上手く活かしてチーム全体としての得点を生み出す力のようなものを「チーム力」と呼んでいるようで、言いたいことはわからないではないのですが
ここで「チーム力が上がった」と言うのはさすがにちょっとみだりな感じがしてしまいます。
果たしてそれでチームのためになるのか。

よくある「打率の高さに比しての得点数」という基準にそもそも何の意味があるのか、とか
阪神と巨人以外はほとんど打率が団子で差がなく得点数の差は偶然で生じやすいのにあえて順位という尺度を使い「リーグ最低」と表現することで「野村野球」「チーム力」とやらを実態以上に大きく見せる技法が入っている、とか
言及したい注意点はいくつかあります。
でも一番ひっかかるのはそういう部分というよりは以下。

そもそも広島の昨シーズンの勝率が.464で、今シーズンここまでで.405です。
打率に比して得点が高いと評判の(?)打線も、リーグ平均に対する平均得点の比率は昨シーズンで0.938倍、今シーズンは0.944倍、数字的に上がってはいますがほとんど変わりません。
要は「チーム力が上がった」としても、それによって特に得点が増えたり、勝利が増えたりはしていないというのがここまでの事実なのです。
「チーム力」などといったものの定義は人それぞれに自由でしょうが
この状況で「チーム力が上がった」と表現するということは、少なくともそこで定義されている「チーム力」というものは、上がったとしても別にチームを救うものではない、と宣言しているに等しいと見えてしまいます。
では、上がったとしてチームを救いもしない「チーム力」にどうして注目する必要があるのだろうか、それが「野村野球」なんだろうか、と私なんかは思ってしまいます。

重箱の隅かつ揚げ足取りっぽいな、と自分でも思いますが。

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管理者:クロスケ

野球全般好きで、プロ野球をよく見ますが特定の球団のファンではありません。
セイバーメトリクス(野球の統計的分析)の話題が多く、馴染みのない方にはわかりにくい内容があるかもしれませんがサイトに体系的にまとめています。

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