Baseball Concrete Blog

主にプロ野球について、セイバーメトリクス的な考えを交えながら好きなことを書いています。

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"A fun Markov lineup study"

得点の分布の話とか好きだから面白そうなことを話しているなと思ってふむふむと読んでいたら
取り上げられている論文を書いたのは日本の学者の方じゃないですか。非常に面白そうなことを多数書いておられる。よくよく見てみると検索なんかしたときに見かけたような論文のタイトルもあり、ちょっと見かけてそれっきりにしていたのはチェックが甘かったなぁという感じ。
こういうアプローチは自分は到底できないので羨ましいです。


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Baserunning-added WAR on FanGraphs!

FanGraphsのWARに走塁の得点化が加味されるようになるらしい。
まぁ当然ここまで来ますわな。すごいけど、ある意味ではもはや驚くべきではないというか。
打撃・守備・走塁・投球全てが得点化され選手の働きについて相当に総合的な評価を得ることが可能となっています。
MGL曰く、あとは“clubhouse presence”のLWTS式を加えれば完全なパッケージが得られるぜ、とのこと。

実は走塁というものは、随分前からビル・ジェイムズなんかに「走塁は完全に計測可能である。容易に定義でき、適切に整備されたスコアシートがあれば容易に調べることができる」と言われていたようです。
だからできれば自分も解析したいなぁと前からぼんやり思ってはいたんですが、いざやろうと思うとまぁ言うほど簡単でもなく。そうこうしているうちに向こうの当たり前からはどんどん遅れてしまいますね。
まぁWARに与える影響は一般に小さいものと思われますが。
ちなみに見苦しい挑戦はサイトのほうで……。


マネー・ボールに還れ


主観の落とし穴 (Baseball Lab)

今更の論点についてですが、書いてみました。
私としての希望はこれが「新鮮な見方で面白い」と言われることよりも
「そんな当たり前のこと言ってどうすんだ」と言われることです。
というのは、物事を勝手な思い込みで判断せずデータで確認するということが私が思うよりも現時点では当たり前ではないからです。
当たり前って、当たり前じゃないことでも「当たり前だけどこういうことだよね」と言い続けているうちにいつの間にか当たり前になっているものかと。そういうわけでつまらなくても言い続けます。

それにしてもいつ読み返しても『マネー・ボール』は面白いです。
現在議論されているよなセイバーメトリクスの考え方も、その基礎はほとんど全て『マネー・ボール』に書かれていると言っても過言ではない。
私としては「マネー・ボールに還れ」と言いたくて、今認められている以上にまだまだ意義のある一冊なんじゃないかと思います。
細部をあげつらって「マネー・ボールは極端だ」とか「マネー・ボールは古い」とか否定するのは正直センスがないと思いますし、個人的にはそういう浅はかな進歩観は信用しません。
やはり現時点でも、セイバーメトリクスの面白さを知るには最高の一冊かと。

野球という「世界」を見る


How Sabermetrics saved my dissertation (THT)

色々見ててたまたま見つけたのですがTHTの異色の記事。分析ではなくエッセイというか自伝というか。
臨床心理学で博士号を持つセイバーメトリシャンのピッツァ・カッター氏が
自身の学位論文で行き詰ったときにセイバーメトリクスが解決のヒントを与えた、という物語。
少し難しいですがなんだかちょっと福岡伸一の本みたいで面白いです。

「野球というものは本当に人生の縮図である(by Pizza Cutter)」
言われてみればたしかに、私もセイバーメトリクスで勉強したことは色々な場面で活きているように思います。
因果関係と相関関係の違いには気をつけるようになったし、平均への回帰にも注意するようになったし(人生良いことの後には悪いことがある、といった格言の一因はこれかと)、確率的な事象の解釈もいくらかは強くなったような気がします。もちろんどれもまだまだですがあまりにも浅はかであった以前に比べれば。
そういえばMGLもセイバーメトリクスを学ぶのは批判的な思考力を身に付けるのにいいみたいなことを言っていたっけ。
『マネー・ボール』がいつ読んでも魅力的なのは、そのモノの考える仕方の違いみたいなものが痛烈に伝わってくるからなのだと思います。

ちなみに私は指標の意味を読み解いたり使い方を探ったりあるいは指標そのものを作成するのが好きですが、それは単に数字が出てくるから楽しいというだけの話ではないのです。
新たに指標を作るということは野球の世界に新たな分節を与えるということであり、それは語られている世間の記号を硬直的に受け取ることよりも生の野球に触ることに近いように思われます(実際に野球をプレーしたり観戦したりするのと全然違うじゃねーか、と言われそうですがここでは構造の話です)。
昔から野球にはさまざまな数字や指標がありますが、その記録の仕方、「野球の試合で起きている出来事をこういうふうに切り取ります」という仕方は程度の差はあれ恣意的です。それに自覚的であるということが私にとっては非常に重要なのです。どこまで行っても自分の考えることですから認識には限界がありますが。
また、ものさしを開発することによって従来は定量的に把握できっこないと思われていたことが測れるようになる。この「見えないものが見えるようになる」感覚もとても好きです。
「指標」は深い世界だと思います。


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プロフィール

管理者:クロスケ

野球全般好きで、プロ野球をよく見ますが特定の球団のファンではありません。
セイバーメトリクス(野球の統計的分析)の話題が多く、馴染みのない方にはわかりにくい内容があるかもしれませんがサイトに体系的にまとめています。

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