Baseball Concrete Blog

主にプロ野球について、セイバーメトリクス的な考えを交えながら好きなことを書いています。

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西武打線について

前に中日打線について触れたのと同じ観点になっちゃうんでもういいかなとも思ったんですが
やっぱり少し。


西武打線の得点数は715。
打撃成績から得点数を見積もるXRという指標では735。
リーグの平均的な「得点/XR」の比率である場合と比べてのXRに対する得点の多さは10点。
これが大きな値かどうかというと、他に楽天が+13、ロッテが+12だったりしますから6チーム中3番目。
特別な「打った分に対する効率の良さ」は見受けられません。
少なくともこれを特別と捉えるならば楽天やロッテはそれ以上に扱われなければならないことになります。

西武の実際の勝率は.543。
総得失点から勝率を見積もるヘンリー理論式では.561。
得失点分布を基に勝率を見積もると.548。
得点の入り方が特に勝利に有効なものだった形跡もありません。


もちろん、この比較が検討の方法として確かなものとは言い切れないにせよ
本塁打だけじゃなくて盗塁もあるから特別だとか、影で特筆すべきチームバッティングが機能してこその優勝だとか、そういうものを感じさせる要素はこれといってないように思います。
あり得るのはXR自体を向上させる作用(盗塁が相手投手にかけるプレッシャーとか)で、可能性の否定はしませんが根拠を見たことはないしどのくらいの力なのかも知りません。
僕には要するに「よく打ったから勝った」に見えるのです。
当然この打撃結果を生むまで計り知れないほどの苦労と複雑な葛藤があるわけで
無計画にただ適当にやっても同じだよとか間違ってもそんなことを言いたいのではないのですが
ちょっと世間の賞賛の方向というのは物語を作るために事実を曲解しているような違和感が僕にはあります。
「すごい」の対象になるのはもっと単純で基本的なことだと思うということです。


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管理者:クロスケ

野球全般好きで、プロ野球をよく見ますが特定の球団のファンではありません。
セイバーメトリクス(野球の統計的分析)の話題が多く、馴染みのない方にはわかりにくい内容があるかもしれませんがサイトに体系的にまとめています。

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