Baseball Concrete Blog

主にプロ野球について、セイバーメトリクス的な考えを交えながら好きなことを書いています。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

メジャーリーグの数理科学




打率、出塁率、打点、本塁打数、防御率、得点圏打率、盗塁成功率…新聞やテレビでよく報道されている野球の記録。中には数字が一人歩きしているものもよくある。実力だけでなく、まぐれも起こるのが野球。統計学者でもある著者は、データや記録がいかに正確でも、取り扱い方を間違えるとまことしやかに誤った結論が騙られてしまう危険性に警鐘を鳴らしている。野球に関するデータを独断で解釈しないよう、また数字だけが一人歩きしないよう、さらに偶然のいたずらを実力と混同しないよう、データの裏に潜む真実を探り出すには、どのような考え方が必要なのか。野球と統計学をつなぐさまざまなアイディアを吟味する統計学、データ分析理論の本。


紹介していなかったかもしれない、と急に思い立ち、紹介します。
これは統計学のプロによる野球(メジャーリーグ)を統計学的に分析した書籍です。

記述はまんま統計学的で、「統計学を使った野球の本」というよりは「野球を題材にした統計学の本」に近い気すらします。
訳書ということもありどうしてもやや読みにくい箇所があったりしますし内容が堅くテクニカルですからそういう意味では易しい本ではないかもしれません(しかも高い)が
テクニカルな分中身が濃く面白いのでセイバーメトリクスに興味がある方にはオススメです。

内容としてはいかに偶然に惑わされず統計データを扱うかや、指標・戦術をどのように評価するかなど方法論的な話が主で
特定の選手やチームのランク付けといったことを目的としている本ではありません。


章見出しは以下のような感じ。

第1章 卓上用野球ゲームから抽出したモデル
第2章 野球データの探索
第3章 確率の導入
第4章 状況による影響
第5章 調子の波の激しさ(もしくは好調)とは
第6章 打撃成績
第7章 1プレイごとの平均得点
第8章 得点算出のシミュレーションモデル
第9章 盗塁・犠牲バンド・敬遠と得点確率
第10章 勝負強さの評価
第11章 予測
第12章 最強チームが優勝したのか?
第13章 ゲーム後のコメント(まとめと復習)


ところで著者の片方であるJim AlbertはWeb上に『An Introduction to Sabermetrics』なんてものを書いています。


私としても「別に学者ぶりたいわけじゃなくて目安として使わせてもらってるだけだから」という開き直りのもとに数々やってしまっているであろう統計学的手法への"abuse"を、せめて減らそうという気持ちはもたなくてはと思い
最近また少しずつ数学・統計学を勉強しております。しかし大学の科目「統計学」で学んだことは役には立ってるけど本当に限られた説明だったんだなぁ(もちろん専攻でもない授業で入り口しか扱えないのはどの分野でもそうですけど……もっと扱いに注意が必要だってことぐらい教えてくれてもよかったのに)。

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://bbalone.blog119.fc2.com/tb.php/438-935222d4

 | HOME | 

プロフィール

管理者:クロスケ

野球全般好きで、プロ野球をよく見ますが特定の球団のファンではありません。
セイバーメトリクス(野球の統計的分析)の話題が多く、馴染みのない方にはわかりにくい内容があるかもしれませんがサイトに体系的にまとめています。

Baseball Concrete



RSSフィード

最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

月別アーカイブ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。