Baseball Concrete Blog

主にプロ野球について、セイバーメトリクス的な考えを交えながら好きなことを書いています。

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簡易打撃スタッツ周辺

あまり更新できていないので、小ネタ程度に少々。


基準として適当な打撃成績(500打数130安打50四球とか)を仮定します。
そして、そこに単打の打席をひとつ足すという数字的な操作を行うと、出塁率が.330から.331にとか、長打率も.400から.401へみたいな感じで上昇します。
これに対して統計的な研究から、増加すべき得点的価値とでもいうものはLWTSによる0.47です。
二塁打の打席を増やすというパターンを計算しても、出塁率は単打のときと同じように増え、長打率は単打のときよりも大きく上昇します。これに対して増えるべき価値は0.78です。
このようにして四球・単打・二塁打・三塁打・本塁打について出塁率・長打率の増加幅を計算していき、それらを説明変数、LWTSを目的変数として、重回帰分析すると
バランスとしてはだいたい出塁率を1.7倍加重しろという結果を得る、というのがTangotigerによるなぜGPAが機能するかのひとつの説明。


まぁ簡単に言うと、出塁率と長打率で打者の得点能力を評価するときには出塁率を1.7倍してあげるとLWTSによく近似できる(ことが統計的に確認できる)よというお話。
LWTSに対して、出塁率・長打率の増加幅から計算した近似LWTSは以下のようになります(手元計算の数字でTangoのとは違います)。

  LWTS  近似
BB 0.33  0.28
1B 0.47  0.47
2B 0.78  0.78
3B 1.09  1.09
HR 1.40  1.40
Out -0.25  -0.26

非常によく機能すると思いませんか。
もっと言えばTangoは係数が2でもLWTSの近似になることをTHE BOOKで簡潔に示していますし、そのことをいわば確認したのが以前の記事(OPSを超えて)です。
(NPBで算出されたLWTSを対象にすると実はちょっと違う数字になるんですが……それはまぁ置いておくとして)
そんなこんなで個人的には (2×出塁率+長打率)/4 は結構推奨できるスタッツだと考えております。

LWTSに近似できてしまえばこっちのもので、LWTS用の評価式をそのまま使うことができます。(2×出塁率+長打率)/4 の数字をAだとすれば

(A-X)×打席

の式のXに0.25を入れておけばBatting Runsが、0.22程度を入れればVORPが、0.15にすればRCが出てきます。当然Relativityに対応していないのであくまで目安ですが。

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野球全般好きで、プロ野球をよく見ますが特定の球団のファンではありません。
セイバーメトリクス(野球の統計的分析)の話題が多く、馴染みのない方にはわかりにくい内容があるかもしれませんがサイトに体系的にまとめています。

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