Baseball Concrete Blog

主にプロ野球について、セイバーメトリクス的な考えを交えながら好きなことを書いています。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

半世紀前に逆戻り?

半世紀前に逆戻り?「統一球」でGも虎も“重量級”貧打線!

 「実はこの年は2リーグ制以降、最も得点が入らなかったシーズン(1試合平均3・18点)。新しい統一球の影響で、今季の各チームの得点は、当時や1960年代に匹敵するような水準まで下がっています」

 そう指摘するのは、スポーツコンテンツ企業「データスタジアム」(東京都世田谷区)のシニアアナリスト、岡田友輔氏だ。同社はインターネットのプロ野球速報や、各球団のスカウティング部門に、詳細なデータの提供を行っている。

 飛ばない統一球は、日本球界に半世紀ぶりの貧打を呼び起こした。1試合の平均得点は全球団とも昨季よりダウン。4点以上取れているのはソフトバンクと西武のみで、大半は3点台。阪神、オリックス、楽天は2点台の貧打にあえいでいる。



打者のスタッツを見ると壊滅的。まさか統一球で(多分他の要因ではないと思う)こんなことになるとは正直思ってなかった。今までこの手の変化って言葉で騒いだほど実際には影響ないっていうのが多かった気がするので。

開幕前にBaseball Labに書いた順位予想のコメントで、巨人は予測の数値上攻撃力が抜けているけれども、(その時点では不確定だった)ボールの影響次第ではそのアドバンテージを失うかもしれないということを書きました。というのも、本塁打はその手の物理的な条件の影響を受けやすい上に、得点へのインパクトが大きいために数の増減がチームの戦績に与える影響も大きいためです。得点価値の観点から見れば、走力で優位を持つチームが「盗塁の成功率が下がる」ことによって失う利得よりも長打力で優位を持つチームが「本塁打率が下がる」ことによって失う利得のほうが遥かに大きい。

昨年巨人の得点率はリーグで阪神とともに抜き出ていましたが、出塁率は平均的。ということは出塁の内容(長打)で優位をとっていたわけで、その長打が消えるとそのまま得点力の優位性が消滅することになります。で、実際記事にあるとおり巨人の平均得点は激減しておりリーグ内でも下から2番目となっております(IsoPや本塁打率などの長打系スタッツは広島を別としてリーグ内で揃ってしまっています)。

もちろん巨人の相対的な位置付けに関してはボールの影響だけで語ることはできないでしょうが、数字を見る上で注意が必要というのは実際そうなようです。投手の側は、打者の論理の逆でフライボールピッチャーが例年より良い成績をおさめる傾向になるかもしれません。


コメント

ここまでの数字は衝撃的ですね。
昨年までともう別物としてみないといけないかもしれませんね。
交流戦終わりで皆さんにデータをお渡して
ご考察いただけますと幸いです。

個別のイニング単位での変化もそうですが、連言事象の起こりやすさが飛躍的に高まるのでこれからも「○試合連続○得点以下」みたいな記録って出てくるかもしれないですね。
こういうときに指標としてRelative系スタッツの強みを感じます。次書こうと思っているコラムはこのあたり関係してくるかもしれません。
あと今、全体の出塁率が低いほうが実力による差がつきにくくなるということが野球の構造上言えるのではないか、それを理論的に示せれば面白いのではなんてこともなんとなく頭に浮かんでいますが、これは大仕事でまとめられそうにありません……。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://bbalone.blog119.fc2.com/tb.php/501-d7119b2b

 | HOME | 

プロフィール

管理者:クロスケ

野球全般好きで、プロ野球をよく見ますが特定の球団のファンではありません。
セイバーメトリクス(野球の統計的分析)の話題が多く、馴染みのない方にはわかりにくい内容があるかもしれませんがサイトに体系的にまとめています。

Baseball Concrete



RSSフィード

最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

月別アーカイブ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。