Baseball Concrete Blog

主にプロ野球について、セイバーメトリクス的な考えを交えながら好きなことを書いています。

映画「マネーボール」見てきました

ネタバレになるかと思いますので内容は追記で。


先に全体的な感想を一言で言ってしまうと「なかなか良かった」という感じです。
原作『マネー・ボール』好きとして、セイバーメトリクス好きとして、野球好きとして、わくわくできるところ、ぞくぞくできるところがたくさんありました。
興味のある方は見に行って損をしない作品なのではないかと思います。

一方で、これはマネボ・セイバー好きとして少し残念に感じた点なんですが、あの映画を見てもセイバーメトリクスを知らない人が「統計の力ってすごい」とわかりはしないだろうな、と思いました。
強調しているのはフォアボールが大事だ、ということくらいで、原作で披露されていた色々な面白い野球の見方はほとんど登場していませんでしたし、フォアボールに注目すること自体何がそんなに凄いことなのか、あれだとよくわからないのではないかと。

映画はむしろビリー・ビーンの人生や関係する人々の人間ドラマに焦点を当てたものであり、もちろん一般向けに公開する映画としてそのような方針を採用するのは当然ですし、また正しいと思います。
私はマネーボールに描かれた人間ドラマも大好きで、セイバーメトリクス界隈での引用の多さに比してマネーボールのそのような面は過小評価ですらあると思っていたのでこれはこれで喜ばしいことです。
旧態依然とした組織の中でビリー・ビーンが奮闘する姿は感動的で勇気をもらえるものですね。ブラッド・ピットの演技もよかった。

個々のシーンとしては、マネーボール序盤のハイライトとも言えるスカウトとのミーティングやビーンらしい巧みな話の運びでトレードを成功させる電話のシーンなどが特に印象的でした。やはり製作側は上手いというか、後から思い出せる印象に残るシーンが多い映画です。


総括としては、映画としては満足だけどセイバー普及への期待という観点から見るとちょっとだけ残念、というところでしょうか。前にも書いたようにそれほど期待していたわけではないので構わないのですが。


オマケとして、下の記事も面白いです。

著者とアスレチックスGMが語った「マネーボール」への情熱



コメント

私もようやく観れました!
確かにブラピは抜群でしたが、これをきっかけにセイバーが広まるとは思えませんね。
何故『出塁率が重要か』等が語られてませんし。その辺りはかなり一般向けに薄められているというか…
もしドラにしてもそうですが、どうしてもただの作品として扱われてしまいそうなのが嫌ですね。

>sakomaruさん

まぁ、仕方がないところですね。映画から原作に入ってくれる人が0.1%でもいればもうけものかと思います。
私としては見終わってからじわじわ「よかったなぁ」と感じています。ひとつひとつのシーンが、情感こもってますよね。

二つで一つ

書籍は理論面
映画は感情面
というふうに感じました
二つで一つのマネーボールじゃないですかね。

>まっくらさん

二つで一つのマネーボールという表現、美しいですね。
ただ、原作のほうも感情の面をうまく描いていて、ある種映画よりも深く切り込んでくるところがあると個人的には感じます。
映画はその辺を上手にアレンジして作ってますね。

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野球全般好きで、プロ野球をよく見ますが特定の球団のファンではありません。
セイバーメトリクス(野球の統計的分析)の話題が多く、馴染みのない方にはわかりにくい内容があるかもしれませんがサイトに体系的にまとめています。

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